禁煙外来

当院の禁煙外来について
ニコチン依存症治療アプリ等を
使用し、禁煙のサポートを
しています
当院の禁煙外来では、禁煙を希望される方に向けて、医師による診察と薬物治療を組み合わせた専門的なサポートを行っております。また、ニコチン依存症治療アプリも活用しており、日々の喫煙状況の記録や禁煙の進捗を確認しながら、無理なく禁煙を続けていただけます。
一人ひとりの生活習慣や希望に合わせ、定期的な診察やアドバイス、アプリでの記録管理を組み合わせて、安心して禁煙に取り組める環境を整えております。
Common Symptoms
このような症状で
お悩みの方へ
以下のような症状でお悩みの方も、医師による診察や薬物治療、さらにニコチン依存症治療アプリを活用することで、無理なく禁煙を続けていただけます。咳や息切れなど体調の変化が気になる場合も、どうぞ安心してご相談ください。
- タバコをやめたい
- 禁煙に失敗してしまう
- 体調の変化(咳、息切れなど)
- 喫煙習慣がやめられない
- ニコチン依存が心配
nicotine dependence ニコチン依存症について
ニコチン依存症とは
ニコチン依存症は、タバコに含まれるニコチンによって体と脳が変化し、喫煙をやめたくてもやめられなくなる状態のことをいいます。喫煙を続けるうちに脳はニコチンを求めるようになり、吸わない時間が続くと気分の落ち込みやイライラ、集中力の低下、強い喫煙欲求などの症状が現れることがあります。このため、意志だけでやめることは難しく、依存症としての治療が必要になる場合があります。
ニコチン依存症は病気として認められており、医師による診察や薬物治療、さらに支援アプリなどを組み合わせることで禁煙の成功率を高めることができます。早めにサポートを受けることで、肺や心臓をはじめとした全身の健康を守ることにつながります。
ニコチン依存症を診断するテスト(TDS)
はい:1点/いいえ:0点
※5点以上は「ニコチン依存症*」です(最終的なニコチン依存症の診断は、医師が行います)。
| Q1 | 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 |
|---|---|
| Q2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 |
| Q3 | 禁煙したり本数を減らそうとした時に、タバコが欲しくてたまらなくなることがありましたか。 |
| Q4 | 禁煙したり本数を減らそうとした時に、次のどれかがありましたか。 ・イライラ ・神経質 ・落ち着かない ・集中しにくい ・憂うつ ・頭痛 ・眠気 ・胃のむかつき ・脈が遅い ・手の震え ・食欲または体重の増加 |
| Q5 | 「4」でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 |
| Q6 | 重い病気にかかった時に、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 |
| Q7 | タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
| Q8 | タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
| Q9 | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 |
| Q10 | タバコが吸えないような仕事やつき合いを避けることが何度かありましたか。 (注): 禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現したりしている状態。 |
health insurance
健康保険で受けられる
禁煙治療
禁煙治療は2006年から健康保険が適用され、患者様の負担も軽くなりました。下記の4条件をすべて満たして医師が必要と認めた場合、一定期間の禁煙治療の受診に保険が使えます。
なお、要件を満たさない場合でも、自由診療で禁煙治療を受けることができます。
保険適用の要件
| 1 | ニコチン依存症を診断するテスト(TDS:Tobacco Dependence Screener)で5点以上 |
|---|---|
| 2 | 【35歳以上】ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上 ※35歳未満は2016年4月から上記条件は必要なし |
| 3 | 直ちに禁煙することを希望していること |
| 4 | 「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、その禁煙治療を受けることを文書により同意していること |
過去に健康保険等で
禁煙治療を受けた
ことのある方について
過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年が経過しないうちは、「自由診療」となります。
禁煙治療の流れ
-
01
通院初回
- 健康保険等で治療が受けられるかどうかの依存度をチェック。
- 呼気に含まれる代表的な有害物質(一酸化炭素)の濃度を測定。
- 相談しながら禁煙開始日を決定し、「禁煙宣言書」にサインします。
- 禁煙補助薬を選択し、その特徴と使い方をご説明いたします。
-
02
禁煙開始
設定した禁煙開始日から、禁煙をスタートさせます。
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03
自宅でアプリを使って記録・チェック
ご自宅でアプリに喫煙・禁煙状況を記録し、COチェッカーで呼気中の一酸化炭素濃度を測定します。
-
04
通院時に医師がアプリのデータを確認・アドバイス
通院時には、アプリに蓄積されたデータをもとに医師が経過を確認し、今後の治療方針や継続のポイントをアドバイスします。
保険適用で3割負担になる
場合もあります
CureApp SCは、ニコチン依存症の保険適用の条件を満たす方であれば健康保険の対象となり、通常の診察と同じく3割負担(保険証による)でご利用いただけます。詳細については、お気軽にお尋ねください。
Nicotine test app
ニコチン検査アプリ
について
当院では、(株)CureAppが提供する「CureApp SC ニコチン依存症治療アプリおよびCOチェッカー」(以下、CureApp SC)を用いた治療を行っております。
従来の治療にこのアプリを併用することで、日常でも継続しやすく、データに基づいた診療が可能になります。また、自分の喫煙・禁煙状況を「見える化」できるため、モチベーション維持・継続性をあげる効果があります。
アプリでできること
| 禁煙・喫煙状況の記録 | 喫煙本数や禁煙開始日、禁煙経過をアプリ上で簡単に入力・管理できます。 |
|---|---|
| CO(呼気中一酸化炭素)濃度の測定 | 付属のCOチェッカーを使用して呼気中の一酸化炭素濃度を計測し、アプリで結果を管理できます。 |
| 医師との情報共有 | アプリに記録したデータは医師と共有され、診察時に具体的なアドバイスを受けることができます。 |
アプリ利用の流れ
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01
初診で医師が
ニコチン依存症か診断まずは医師が現在の喫煙状況や生活習慣をお伺いし、ニコチン依存症かどうかを診断します。
-
02
アプリの導入・説明
診断後、CureApp SCの使い方やCOチェッカーの測定方法について丁寧にご説明します。
-
03
通院2~4回目
それぞれ初診から2、4、8週間後の受診日です。
呼気一酸化炭素濃度の測定、および禁煙状況のチェックとアドバイスを受けます。 -
04
通院5回目
初診から12週間後(約3ヶ月後)の最後の受診で、これで禁煙治療は「完了」です。
前回までと同様に呼気一酸化炭素濃度の測定を行い、以降、禁煙を続けていく上でのアドバイスを受けます。
Smoking-related diseases 煙草が原因で起こる病気
タバコは、肺や心臓だけでなく全身の健康にさまざまな影響を及ぼすことが知られています。喫煙習慣は、がんや心血管疾患、呼吸器の病気を引き起こすリスクを高めるだけでなく、歯や口腔の健康にも影響を与えることがあります。ここでは、喫煙が原因で起こり得る主な病気についてご紹介します。
肺がん
喫煙は肺がんのリスクを大幅に高めます。初期には自覚症状がほとんどないことが多く、咳や血痰、息切れ、胸の痛みが現れたときには進行している場合があります。定期的な検診で早期発見することが非常に重要です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
長期の喫煙により、肺の気道が炎症や損傷を受けることで、慢性的な咳や痰、息切れ、体の疲れやすさといった症状が現れる病気です。症状が進行すると日常生活に支障をきたすことがあります。
心筋梗塞・狭心症
喫煙は血管を硬くし、心臓への血流を妨げることで心筋梗塞や狭心症のリスクを高めます。胸の圧迫感や息切れ、動悸、冷や汗などの症状があらわれた場合は早急な受診が必要です。
脳卒中(脳梗塞・脳出血)
喫煙は血管にダメージを与え、脳への血流を妨げることで脳梗塞や脳出血を引き起こす原因になります。手足のしびれやろれつが回らない、めまい、強い頭痛などの症状が現れることがあります。
口腔がん・歯周病
喫煙は口腔内の粘膜や歯茎に悪影響を及ぼし、口腔がんや歯周病のリスクを高めます。歯茎の腫れや出血、口内のしこり、歯のぐらつきなどに注意が必要です。
その他の影響
喫煙は胃潰瘍や胃がんのリスクを高めるほか、糖尿病の方では血糖コントロールが悪化し、合併症のリスクも高まります。全身にさまざまな悪影響を及ぼすため、健康維持のためには喫煙習慣の見直しが重要です。